2014年5月10日土曜日

宗田節は、自然のうまみ調味料〜



5月8日付 高知新聞











たまには仕事紹介。

昨年、制作した新谷商店さんの小冊子『宗田節屋の家庭料理レシピ』が

5月8日付の高知新聞で紹介されました。


宗田節は土佐清水の特産品なので、

よくスーパーや食料品店で削り節にして売っているのですが、

いつも売り場に並んだ宗田節の削り節を見ながら思っていたのは、

今どき、節から出汁を取って、味噌汁とか作る人って、あんまりおらんがやないろかと。

特産品、特産品っていうても、わざわざ節から出汁らぁ取らんと思われた瞬間、

店で売っている宗田節を見ても、

自分とは関係のない商品に感じてしまっているのではないかなと思っていました。

特産品なのに、土佐清水の人と距離のある宗田節。



宗田節の売り場を見ながら、いつもそんなイメージを抱いていたのですが、

今回、新谷商店さんに声をかけていただき、

宗田節について、いろいろ話をしていく中で、

新谷商店さんのお母さんが宗田節を使った料理の話をしてくれたのですが、

その料理の話を聞いていたら、本当にうまそうで、

出汁を取る以外にもいろいろ使えることがわかり、

相談してレシピ本を作ることになりました。





コピーは、料理なので女性がいいかと思い、

土佐清水に何度も遊びに来ている東京の女性コピーライターにお願いしました。



新谷やよいさん


























今回の冊子の主人公は、新谷商店のお母さん。

レシピ本を作るんだったら、誰が考案した料理がわかった方がいい。

書店で売っている料理本も、料理を考えた人の名前が入っていて、

誰が考案した料理かわかるので、

今回の冊子は、お母さんに登場していただきました。

かなり恥ずかしがっていましたが。。。



























料理の撮影は、K+をいつも撮影されている河上さん。

田舎料理を自然光で撮影するのであれば、河上さんがいいかなと思ってお願いしました。

今回の写真は、田舎料理のおいしさをリアルに表現したかったので、

本来なら、料理の撮影となると、フードコーディネーターをつけて、

おしゃれなお皿を用意してもらって、きれいに盛りつけてもらうのですが、

今回は、リアル感を出すために、

お皿は、全部、新谷商店さんが日頃使っているお皿を使用。

料理を置くテーブルも、新谷さんが昔使っていたちゃぶ台。

ちゃぶ台には、傷があったり、子どもが貼ったシールの跡があったりしたのですが、

それが田舎っぽくていい感じでした。

写真の上がりはバッチリ!

何気ない田舎料理がビジュアルとしてしっかり成立して

おいしそうに撮影してもらえました。

店頭用POP



















宗田節は、味噌汁の出汁を取るためだのものではなく、

いろいろな料理に使える“自然のうまみ調味料”なので、

ぜひ、いろんな料理に使ってみてください。





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