2015年7月24日金曜日

社長の教え

22歳から使っているカラーチャート


FBでなにげに、一番最初に勤めたデザイン事務所の社長を検索したら、

社長が出てきた。

ネットをするイメージがなかったので、ちょっとびっくり。

と言っても、当時は、ネットはなかったので、

僕の勝手な思い込みだけなのですが。



一番最初に勤めた会社は、

大阪の西天満にあるデザイン事務所。

当時は、まだMacがないアナログな時代だったので、

写植の発注方法や版下の作り方、紙焼きや色指示の方法など、

デザインする前の基本を叩き込まれた会社。


ただ、デザイン事務所と言っても、企画を考える仕事が多く、

デザインうんぬんは、あまりうるさくいわれなかったのですが、

その社長によくいわれた言葉は、


「デザインは80点のデザイナーでいいけど、

 人間性を磨いて、おまえと仕事がしたいと思ってもらえる人間になれ。」



もちろん、80点で満足するのではなく、100点を目指して日々努力は必要だけど、

100点のデザインができるイヤな奴より、

80点のデザインしかできないけど、一緒に仕事がしたいと思える人間の方が

この先、生きていけるし、そっちの方が楽しいと。

100点のデザインができて、

一緒に仕事がしたいと思ってもらえる人になるのが一番ベストではあるのですが。。。



世の中の仕事で100点を取らないといけないような大きな仕事は少なくて、

どちらかというと8割以上は、80点でも十分な仕事だから、

80点のデザインができれば十分生きていけると、言われました。

当時は、半分ぐらいしか理解してなかったと思うけど、

よく考えると、例えば、行きつけの居酒屋があったとして、

そのお店の料理の味が100点満点かといわれたら、80点かもしれない。

料理はそこそこおいしくて、後は店の人や雰囲気が好きで行っていたりするので、

やっぱり人なのかも。




最初の会社を辞めて、今年で20年経つけど、

いまだに、当時の社長の言葉を思い出しながら、仕事をしてたりします。

2015年6月20日土曜日

土佐清水ワールドまでの道のり

FBにもアップしましたが、

こっちにもアップします!







土佐清水ワールド、涙、涙のオープン



ロゴマークとメニューブックを担当させていただきました土佐清水ワールドが

6月17日に無事オープン。

16日から前日入りしたのですが、店を見る時、かなりドキドキしました。

次の角を曲がれば、店が見えると思うと、

好きな人に会う時のような、ドキドキ感。

で、実際、目の前に現れた土佐清水ワールドを見たら感無量で、

神戸の街に「土佐清水」という文字があるだけでも感動。






オープン当日は、朝礼に立ち会わせいただいたのですが、

店長の渡邉さんは、涙をこらえながら、土佐清水についての思いを語ってくれ、

料理長の古賀さんも開店への想いを伝えてくれました。

土佐清水からは、副市長の磯脇さん、副議長の森さん、土佐食の野村社長、

窪津漁協の滝沢くんがスピーチ。


滝沢くんは、出会いから土佐清水ワールドへ繋がる3年半、

毎日、窪津の新鮮な魚を送り続け、ワールド・ワンさんからの信頼を得て、

土佐清水ワールドという居酒屋ができるまでになったので、

滝沢くんの思いは、相当なものだったと思います。


その滝沢くんのスピーチ。

涙、涙の熱いスピーチでした。

まさかの泣きながらのスピーチになるとは、、、、ホンマ、やられた。

滝沢くんの涙のスピーチを受けて、

今度は、河野社長の涙、涙のメッセージ。



仕事で感動して泣くことなんてあるかよ。

業種にもよるけど、なかなかないと思うがよね。

少なくても、僕は、仕事の現場で感極まって泣くシーンなんて、

今までありませんでした。

泣きながらスピーチする人の中にいながら、

少しだけですが、土佐清水ワールドのお手伝いができ、

そしてこの場に立ち会えて、本当によかったと心から思いました。

仕事で、ここまで感動して涙が流せるって、ホンマにすごいね。


   ★  ★  ★


オープンの日ですが、お客さんの数は凄かったです。

かなりの行列でした。80人ぐらい並んでいたと思います。


奥の席で飲んだのですが、お客さんが入ってくるたび、

一人一人のお客さんに御礼を言いたいぐらいうれしかった。

土佐清水の居酒屋を選んで来てくれることが、本当にありがたかった。


昨日(19日)から、ランチも始まったのですが、

ランチタイムから12時の閉店まで、かなりのお客さんが来てくれたみたいです。




ぜひ、一度、土佐清水ワールドへお越しください。

◉ぐるなび

2015年6月3日水曜日

メニューブック作りは、続く。


神戸での撮影前も撮影後も、メニューブックの作業に追われています。

これが、普通のメニュー表であれば、

メニュー名と金額をレイアウトするだけなので、

カンタンなのですが、今回は、土佐清水の風景や生産者さんの写真を入れないといけないので、

神戸でのメニューの撮影も大変でしたが、土佐清水での撮影も意外と大変。

風景写真は、天気に左右されるし、

今日も、活け締めにする清水さばの写真を撮りに行ったけど、

漁がなくて、活け締め作業はなしで、撮影は明日以降に伸びたりね。

なかなかうまく行きません。。。


あと、今回、メニューブックに、食材の説明なんかも入るのですが、

コピーライターにコピーを書いてもらうために、

資料を集めたりするのも時間がかかったりします。

それと、今回、「土佐清水はたたき発祥の地と言われている」という

ちょっとした短い説明文も入れるのですが、

短い文章とはいえ、なにを根拠に「発祥の地」と言えるのか、

調べないと書けないわけで、

観光協会に電話したり、土佐料理関係の本を取り寄せたり、借りたりして読み込み、

あとは調理人の人に話を聞いたり、

小学校の夏休みの自由研究みたいな感じで調べまくっています。




レイアウト、写真撮影、調べものなど、思った以上に時間がかかります。

ただ、メニューブックに関して、

僕は、土佐清水ワールドに限らず、飲食店さんにとって、

メニューブックのデザインはすごく大切だと思っていて、

ただメニュー名と金額を並べるだけじゃ意味がない。

お客さんに食べて欲しいものは、食べてもらえるようにデザインしないといけない。

土佐清水ワールドに来たお客さんに土佐清水の食材の価値をしっかり伝え、

あれもこれも食べたいと思ってもらえるデザインが本当に大切だと思います。

今回の土佐清水ワールドを経営していくにあたり、

メニューブックが果たす役割は、大きいと思っています。



入稿まであと1週間。

がんばりまっす。

2015年5月29日金曜日

土佐清水ワールド、メニュー撮影&取材

左の白い壁が土佐清水ワールド


27日は、6月17日に神戸にオープンする

土佐清水ワールドのメニュー撮影とコピー取材でした。

関西なので、カメラマンは、もちろん藤原さん。

コピーライターは、アサダ。


アサダは、元同僚で、20代の頃、一緒に組んで仕事をすることも多く、

藤原さんに撮影をお願いしていたりしたので、

久しぶりの同窓会的な、撮影&取材でした。

あれから、16、7年近く経っているけど、

仕事をしていると、なんか昔のまんま。

みんな変わらない。(見た目は、変わっているけれど)



撮影は、実際に行ってみるとやっぱり大変やね。

細かい部分が気になり出すしね。

ただ、藤原さんは、CGができるカメラマンで、

撮影しながら、画像処理も同時に行うプロフェッショナル。

御歳61歳とは思えない技術力。

そして、服装も若い。(^_^)

写真に写ってないけど、スヌーピーのTシャツでした。



撮影点数は、今回は全部で40カット。

量が多かったので、ちょっと心配でしたが、みなさんのご協力の元無事終了。

料理を作っていただいたワールドワンの岡井さんと古賀さんには、

いろいろ無理を言って申し訳なかったですが、

おかげさまでいい撮影ができてよかったです。

河野社長にも、結局、一日おつきあいいただき、

申し訳なかったですが、助かりました。



フリーランスになってから、事務所で一人パソコンに向かって仕事をすることが多いので、

たまに、こうやっていろいろな人と組んで、

一緒に仕事ができるのは、すごく楽しかったりします。

そして、神戸や大阪には、優れたクリエイターがたくさんいる中、

「ご縁」ということで、わざわざこんな四国最南端のデザイナーに

仕事を発注をしていただいたワールドワンさんに感謝です。


2015年5月16日土曜日

手書き文字



今、制作しているパッケージの商品名を手書きにしたいと思い、

一日中、竹ペンで習字。

写真の一番右は、割り箸ペン。

もうかれこれ、3年ぐらい使っている割り箸ペン。

意外とこれが一番味のある線を引けたりします。

2015年5月15日金曜日

土佐清水人材辞典



先日、土佐ジローの卵を生産している農家さんのところに行ったのですが、

初めて行く場所で、話を聞きながら、

こんな場所でこだわりを持って土佐ジローを育てている人がいることに、

改めて土佐清水の食材のすごさに感心しながら、

まだまだ知らないことがたくさんあるなぁと痛感しました。


仕事柄、いろいろな方に出会う機会が比較的多い方だとは思うけど、

まだまだ知らんすばらしい人材が土佐清水にはいっぱいおるがろね。

きっと知り合えたら、いろいろ助けてもらうことが

できるがやないろかと思うたりするし、

僕が役に立つこともあるがやないろかと思うがやけんど、

なかなか知り合える機会がないわけで、

例えば、「土佐清水人材辞典」みたいな冊子があったらいいのになぁと。

この人は何のプロか、どんなことをしようのか、

具体的な内容が描かれた人材紹介冊子。

いきなり一冊の本を作るのが大変やったら、

広報とさしみずで、毎月、一人づつでもえいけん紹介して、

それを後から冊子にまとめるとか。

そんな冊子があったら、もっと土佐清水の人同士で協力し合える機会が増えて、

いろいろな企画が生まれて、もっとおもしんなるがやないろかね。